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ビジネスモデルイノベーション ヘルスケア 10のキーワード

皆さんこんにちは。

理事の山本伸です。 

多くの企業が「”ヘルスケア”に参入しよう」という動きがますます加速している2018年、あっという間に四半期が過ぎようとしています。 

改めて2018年のヘルスケア業界トレンド予測(by日経デジタルヘルス)を見直してみると、やはり予想されていた領域の動きが活発化しています。 

1)医師発イノベーション・・・最近のヘルスケア系ピッチコンテストは、医師が創業もしくは創業メンバーに参画しているケースが激増! 
(例)ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2018グランプリ受賞は・・・

http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/interview/15/020100113/?ST=health 

2)オンライン診療(遠隔診療)・・・診療報酬にもいよいよ明文化され、2018年はオンライン元年、AIアプリや診療プラットフォームが続々とリリースされています。異業種連携も活発です。例えば、KDDIの連携先は・・・ 
http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/327441/031900354/?ST=health 

3)介護IoT・・・シリコンバレーやデンマークでは相当進んでいますが、日本も少しずつ進行しています。大企業がスタートアップの製品・サービスを本格提供開始する事例も現れました。例えば、三菱総研がリハビリ分野で放つサービスは・・・ 
http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/327441/031300350/?ST=health 

4)次世代医療基盤法・・・医療情報を患者の個別同意を得ることなしに国が認定する事業者が収集し、匿名加工化することが可能になり、大規模「リアルワールドデータ」つまり、電子カルテや厚生労働省が蓄積してきた医療介護関連データを集積できます。このデータは民間企業にも販売されるのが特徴です。 
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/13347/ 

5)続「保険×デジタルヘルス」・・・スタートアップや薬局、健康機器メーカー、自治体など、保険サービスと異業種との連携を通じたサービス開発がより一層加速しそうです。 
あのAmazonと金融の雄、そして投資の神様がタッグを組みますよね。 
http://answers.ten-navi.com/pharmanews/13400/ 

6)脱ヘルスケア・・・健康そのものではなく、一歩先にある付加価値、つまり健康という基盤の上で個人や組織が成し遂げたいこと(ジョブ)は何か。社員の幸福度と経営指標の関連を検証する取り組みも進んできています。 

7)デンタルヘルス・・・歯科医院はコンビニエンスストアより多く、個人的に注目しています。先月末、NECと大阪大学歯学部の連携が発表されたばかりです。 
https://iotnews.jp/archives/85931 

8)2018年度診療報酬・介護報酬同時改定・・・オンライン診療(遠隔診療)を含め、外来・在宅医療にますます舵を切っていくことになります。 

9)フードテック・・・フィリップス・ジャパンのような大企業から、スタートアップ、異業種まで多様なプレーヤーが着手し始めており、ここも大注目です。 

10)薬局xデジタルヘルス・・・門前薬局にとってますます厳しい診療報酬改定が出たことで、ICTツール導入の潮流は明らかです。 
この分野もスタートアップが活躍していますよ。 
https://japan.cnet.com/article/35116298/ 

以上、ビジネスモデル・イノベーションの種がいくつも生まれそうな10のキーワードでした。

 

さて、BMIAヘルスケア分科会の活動は東京はもちろんのこと、各地にも進出開始を予定しています。

 

どんな人でも「老い」「介護」「相続」など避けられない現実が”ヘルスケア”分野には多く、これを”チャンス”と捉え、新しいコトを起こしたいあなたは、ぜひご一緒いたしましょう!

 

(理事 山本 伸)

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