ビジネスモデル・コンサルタント養成講座
みなさんこんにちは。BMIA理事(BMIA総研所長)をつとめる小山龍介です。
これまで、さまざまな企業で新規事業の立ち上げや、既存事業の改善に取り組んできました。そのなかでもっともパワフルなアプローチが、ビジネスモデル設計でした。
どんな事業でもその背景には、ビジネスモデルがあります。
ユニクロの成功も、ソニーの復活も、GAFAの大躍進も、それを支えているのはビジネスモデルです。
この講座は、ビジネスリーダーやコンサルタントに欠かせないビジネスモデル設計の基礎を短時間のうちに学ぶために設計された、特別プログラムです。
ビジネスを俯瞰して捉え、顧客の心理を大胆に洞察する。そうした事業開発プロフェッショナルのノウハウのエッセンスが詰まっているのです。
新規事業の立ち上げにも、既存事業の改善にも欠かせない「ビジネスモデル設計」をたった2日間で学べる講座が、この「ビジネスモデル・コンサルタント養成講座〈基礎〉」なのです。
ここでみなさんに、3つの問いを投げかけてみたいと思います。もしひとつでも気になることがあれば、この講座の受講を強くおすすめします。
1)ビジネスモデル・キャンバスを正しく使えているだろうか?
いまや、事業開発のデファクトスタンダードのツールとなったビジネスモデル・キャンバス(BMC)。非常に使い勝手がよく、柔軟なツールであるがゆえに、「正しい使い方」が十分に知られていません。
BMCの開発者であるアレックス・オスターワルダーは、ビジネスモデル・キャンバスが誤った使われ方をしていることを嘆き、正しい使い方を伝える動画まで作成しています。しかし残念ながら、その動画が英語であることもあって、十分に知られていません。
BMCの正しい使い方を知ってほしい。そしてその本当のパワーを実感してほしい。
これが、この講座をスタートする最初の動機でした。
2)顧客の本当のニーズを捉えているだろうか?
もうひとつの問いが、顧客ニーズです。それも目に見えているニーズではなく、その顧客が心の奥底で思っていて、他人には伝えていない、いや、自分自身でも気づいていないようなニーズを把握できているか、ということです。
ここで登場するのが、バリュー・プロポジション・キャンバス。
顧客ニーズ把握のための専門ツールです。
顧客のジョブ(やりたいこと)を痛み(ペイン)、喜び(ゲイン)に分解して分析し、それを満たすような価値や機能を考えていきます。
驚くべきことに、これを使うことで誰もがすぐに、熟練のマーケターのように思考することができる、すぐれたツールなのです。
3)メンバーやクライアントからアイデアを引き出しながら、共創できているだろうか?
そして最後の問いが、メンバーとの共創。ひとりの力でビジネスは動かせません。かならず協力者や、志を同じくする同志が必要です。そしてこの講座は、実はそうした他のメンバーとの共創を目指したものになっています。なぜなら、
ビジネスモデル・キャンバスも、バリュー・プロポジション・キャンバスも「共通言語」。人と人をつなぐコミュニケーションツールだからです。
こうしたツールを活用することで、今までの苦労が嘘のように、メンバーからアイデアがどんどん引き出され、素早く合意にたどり着くことができます。
ぜひこの講座を受けて、事業開発のスキルを大きくアップデートしてください。参加をお待ちしています。
『ビジネスモデル・ジェネレーション』原著者、アレックス・オスターワルダー氏、イヴ・ピニュール氏がシニアアドバイザーを務めるBMIAが提供する
BMIA認定ビジネスモデル・コンサルタント養成講座〈基礎〉概要
講座内容
- ビジネスモデル・キャンバス(BMC)、バリュー・プロポジション・キャンバス(VPC)の基本概念 – 2つのツールの使い方をステップ・バイ・ステップで学びます
- 実践的な演習 – ケーススタディ、受講者の生事例を用いた実践演習で即戦力を養成します
- ディスカッション – 業種、業界を問わず集まった受講者相互のフィードバックを通じて見識を深めます
プログラム
1 全体を見る鳥の目
−ビジネスモデル・キャンバス(BMC)とは
−ビジネスモデルの定義
−ビジネスモデル・ヒアリング【ペアワーク】
−新規事業のビジネスモデル【グループワーク】
−収益設計
2 顧客を見る虫の目
−バリュー・プロポジション・キャンバス(VPC)とは
−顧客の〈用事〉とGainsとPains【グループワーク】
−新しい価値提案のデザイン【グループワーク】
学びのポイント
- 構造的な視点の重要性
「全体を俯瞰してビジネスモデルを捉え、トレードオフを意識する重要性を学びました。」 - コンサルティングツールとしてのBMC
「BMCを使って相手のビジネスモデルを理解し、効果的にコンサルティングできることを実感しました。」 - インタビューテクニック
「戦略レベルでのインタビュー方法を学び、より深い洞察が得られるようになりました。」 - BMCの具体的な書き方
「BMCの書き方のポイントを押さえ、事業の全体像をクリアに描けるようになりました。」 - 新たなビジネス創出
「現状のビジネスモデルを見直し、新しいビジネスを創出する方法を学びました。」
受講者推薦コメント
- 構造的なビジネス理解「ビジネスを構造的に捉えるキッカケとなり、企業の伴走支援にも大いに役立ちます。」
- 実践的なスキルの獲得「具体的な事例を通じてBMCやVPCの使い方を理解し、実践的なスキルが身につく講座です。」
- 新サービス開発の方法「新しいサービスを考える方法を学べるので、事業開発に直結するスキルアップが期待できます。」
- アットホームな学びの空間「オーガニックな雰囲気で、左脳と右脳のバランスを意識したビジネスモデルプランニングが学べます。」
※本講座を修了したBMIA会員は、BMIA認定ジュニアコンサルタントとして登録いたします。(入会のご案内はこちらです)
※法人研修(一社開催)も承ります。御社に講師が伺い、講座を行います。お申込み、お問合せはこちらからお送りくださいませ。
参考資料
🎦 小山龍介のビジネスモデル講義02「ビジネスモデル・キャンバスの使い方」
📖 次世代リーダー育成にビジネスモデル教育が欠かせない理由 (小山龍介)
📖 新規事業開発者のためのビジネスモデル・キャンバス活用法(小山龍介)
基礎講座の次のステップ(受講資格:基礎講座を修了したBMIA会員)
BMIA認定ビジネスモデル・コンサルタント養成講座〈応用〉
①ビジネスモデル・アーキタイプ
②バリュー・プロポジション・デザイン
③シナリオプランニング
の3講座からなります。それぞれ3日間、実践的なワークを中心に行うことにより、マスタースキルを身に着けて頂く事を目的としています。全3講座修了者(BMIA会員)は、BMIAコンサルタントとして認定されます。
※受講資格:BMIA認定ジュニアコンサルタント(基礎講座を修了したBMIA会員)
開催予定
応用講座の次のステップ(受講資格:応用講座をすべて修了したBMIA会員)
BMIA認定ビジネスモデル・コンサルタント養成講座〈上級〉
ビジネスモデルの深い理解と実践的な応用スキルを身につけます。ビジネスモデル・コンサルタントとしてワンランク上をめざす方のための講座です。
※受講資格:BMIA認定コンサルタント
講座開催予定
(BMIA認定コンサルタントは当サイトにてご紹介しています。)
イノベーションをおこすプロセスを体系立てて習得する(受講資格:どなたでも)※BMIA会員には優待があります
FORTHイノベーション・メソッド公認ファシリテーター養成講座
BMIAシニアアドバイザーであり、イノベーションコンサルタントであるGijs van Wulfen(ハイス ファン ウルフェン)氏が開発したFORTHイノベーション・メソッド。イノベーションのプロセスを5つの島の冒険になぞらえてわかりやすく提示。FORTHイノベーション・メソッドの公認ファシリテーターは世界中で活躍されています。
BMIAは、2016年に日本で最初にこの養成講座を開催し、以降、1〜2年に一度、日本で開催しています。
2020年秋には、オンラインファシリテーター養成講座を開催しました。(100%オンライン受講。修了者は、オンラインでのFORTHイノベーション・メソッドファシリテーターとして活動していただけます。※オンラインファシリテーター養成講座の今後の開催は未定です。)
■イノベーションを確実に起こすFORTHイノベーション・メソッドとは
■講師はFORTH Method 開発者 ハイス・ファン・ウルフェン氏!
Observe and learn (観察と学び)
Raise ideas (アイデアを出す)
Test ideas (アイデアをテストする)
Homecoming (帰還)
FORTHメソッドは2006年に「Nieuwe Producten Bedenken」というオランダ語にてGijs van Wulfen氏によって考案され、紹介されました。現在、この本は第三版が発売されており、英語では「The Innovation Expedition」(日本版『スタート・イノベーション!』)がAmazonにてベストセラーとなっています。
📖 FORTHイノベーション・メソッド公認ファシリテーター養成講座 関連記事
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