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5.Salesforceの全社導入から展開定着へ

さて、実際に全社へのSalesforceの導入展開ということは、業務のやり方が変わるということだ。
効率化されるということは、業務から人を剥がす。ということになる。今までを否定される。リストラされると過剰反応するシニア層が反発してきた。猛烈である。

エレベーターに乗れば後ろから「三宅はそうやって俺達の仕事を奪うのか」「シネ!」と何度も浴びた。
朝会社に出れば、Teamには10対1という三宅リンチのグループができている。
複数の役員、同列の部門長複数、シニア人材vs三宅。

これが現実なのだ。否定されること、排除されることの恐怖である。それが集団意識で私に向かってくる。

ワクワクするシーンである。燃えてくる。

どうやるか?一人一人引きずり出して、対面で怒鳴りつける。怒鳴りつける。フロア中に聞こえるように怒鳴りつける。
ツートップの東大卒の執行役員、京大卒の元執行役員を一網打尽にした。

これで勝負は決まった。官僚的組織を出世してきた高学歴ハイスペックエリートの最大の弱点。上士が格下、年下の下士社員から怒鳴りつけられるようなことには慣れてない。尋常じゃない怒り方で怒鳴りつけられる。彼らの人生にはなかったことだろう。圧倒する。改革は力技だ。

ただ・・・それはこちらの本気度を認識させるためである。

圧倒したあとが重要だ。

打ちのめされ、廃棄されるのか?という恐怖のどん底に人を追いやってはいけない。そのままであれば、それは虐待であり悪意だ。

そんなことをやってはいけない。

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