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セレンティビティーの不足とこれからの世界

セレンディビティーとは、

元々が造語であるため使う人によって微妙にニュアンスが変わるのですが、偶然の出来事から発想が生まれたり物事が、良い方向に動いたりすることで使われます。

これまでに生まれてきたイノベーションには、この偶然性が強く関与しているものが少なくないと思っています。

さて、今在宅ワークによって、その機会が非常に少なくなっているものの一つがこのセレンディビティーではないかと思っています。

たまたま乗り合わせた電車で、偶然の知人との出会いがきっかけで新しいプロジェクトが立ち上がる。

イベントでたまたま隣に座った人が、経済界の大物だった。

今までフットワーク軽く色々なところに顔を出していた私は、そんな経験を何度もしました。

もちろん家にいるからこそ出会う偶然は無いわけではありません。しかしながら、先に示したような出会いというのは、ほぼ0になってしまいます。

それが世界的に起こっているという事は、人類の創造性が大幅に阻害されている事になります。現状、人類の進化の速度は大幅に弱まったと言えるかもしれません。

そうなると考えたくなるのがネットにおけるセレンディビティーの可能性です。

それは、どのような方法があるでしょうか。どのようなSNSやメディアに可能性があるのかなどと最近考えております。

ClubHouseが急に流行りだしましたが、確かにこの辺りはあるかもしれません。オンラインゲームなども可能性としてはあるのではと思っています。

またVRでのイベントなら、ちゃんと席を用意して偶然性を生み出すことも可能ですよね。さらに、場所的な制約がありませんので、世界中の人と隣の席に座る可能性があります。翻訳機能が実装されていれば話したい放題ですね。

そう考えるとネットが生み出す荒らしい偶然性は、逆に創造性を加速させるかもしれないなぁと思っていたりします。

あ、でもこの時やはりこの偶然により生み出された想定外の出来事を受け入れるマインドセットがなければよいアイデアは生まれません。BMIAではそんな想定外を受け入れ誰もが持っていなかったアイデアを出現させるトレーニング「ビジネスインプロビゼーション」をBMIA認定コンサルタント養成講座3の中でご提供しています。よろしければ体験してみてくださいね。

セレンディビティを自ら生み出すために動くことが大事なのかもしれません。

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