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「内なる声」との対話

みなさん、こんにちは、理事の岡田明穂 in Osakaです。

新型コロナウィルスの影響が、とても大きなものとなってきています。一刻も早く収束するよう、また、みなさんが健康で幸せな日々をおくられるよう、心の底より願っています。

 さて、またまた経営デザインネタで恐縮ですが

先日、経営デザインシートの公式ガイドブックとも言える「経営デザインシートについて」(内閣府知的財産戦略推進事務局 発行)が更改され、新たに「経営デザインをスムーズにするKey Questions」が盛り込まれました。

 

首相官邸ホームページより https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf

 

このKey Questionsが、私たちがビジネスモデルキャンバス(以下、BMC)を描く際に活用している「BMC9つのブロックに対応しての質問」がベースとなっていること、ならびに、その概要は、昨年末のメルマガでお知らせしたとおりです。それが内閣府発行の、言わば公式ガイドに正式に盛り込まれたことは、大変光栄に思うことしきりです。

これにより、経営デザインは格段にスピーディかつスムーズとなることが期待されますが、実は、このKey Questionsには、その他に、ずっと深〜い狙いが込められていると言っていいでしょう。それは、

  • 描き手自らの、「内なる声」との対話を促す

    というものです。

 

Key Questionsひとつひとつは、とっても短く、わかりやすいものです。その問いを自らに投げかけることで、脳は本能的にその答えを探しにいきます。そして、その反応としての微弱な信号、それこそが「内なる声」、こころ躍る将来構想のタネとなりうるものです。これをキャッチできるか否かが、勝負のわかれ目です(別に誰かと勝負するわけではないですが^^;)。

そのために必要なことは、その微弱な信号を隠してしまうノイズの除去、具体的には下記の2点でしょう。

1.判断しない・評価しない(後回し)

言い換えれば、正解を求めないということでもあります。

2.論理的・分析的思考の一旦停止

そのために効果的なのが、一問一問に対し回答する時間を、ごく短く設定(例えば、一問あたり30秒程度)、その中で、チラッとでも浮かんできたことは、全て、自分の外に
出すというやり方です。

たとえ一見他愛もないようなもの、関係のないように思えるものでも、とにかくフセン等に表現し、経営デザインシートやビジネスモデルキャンバスの、該当するブロックに置いていく。言語化できない時は、絵でも、メタファーでもいいので、とにかく外に出す。それらの整理・構造化、意味付けは、その後です(その際は、フセンを貼り替えながらのプレゼンテーションが効果的)。

 

ウーン、なかなか上手く表現できないですが、なんとなく伝わりましたでしょうか?

とても哲学的のように感じられませんか?そうなのです、経営デザインシートは、多分に哲学的性格の濃いツール、まさしく…“思考補助ツール”(内閣府による定義より引用)なのです。

 

聞くところによると、経営デザインシートに関しては、内閣府や日本知財学会経営デザイン分科会との関連の中で、普及のための新法人の設立の動きも進んでいる様子、益々目が離せない状況となってくることが予想されます。

これからも、持てる力を十分に発揮して、この“共創”に参画していきたい…、そう思っているところです。

 

それでは。

文責 岡田明穂

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