HOME > REPORT COLUMN > コラム > 過去のメルマガ > アフターコロナで変わる人の価値観

アフターコロナで変わる人の価値観

 コロナ禍により様々な変化が言われています。そこまで変わらないよ、なんて声も含めて色々な話が飛び交っています。

 

その中で私が最も興味を持っているのが人々の価値観の変化です。

 

自粛生活の中、あれ、あまりお金を使わなくても特に困ることがないなと気づいてしまった人が多いのではないかと思います。洋服だったり豪華な食事、旅行などなど一時的に出来なくてもあまり困らなかった。この1か月ほとんどお金を使わないなとそれでもそこそこ楽しめるかもと気づいていしまいました。

 

人とのコミュニケーションも感染防止策を講じながら、ご近所づきあいが活発化、自粛明けでも関係は続き、私も近所のパパ友と子供とみんなでサッカーをしたりしますが、こんな事、今回の事がなければ起こらなかっただろうなと考えています。

 

住む場所についても、考え方変わります。最近私は郊外に引っ越したのですが、特に気を遣う事もなくソーシャルディスタンスが保たれるので、不自由はなかったりします。都会の密集は脆弱性となり、リモートワークが可能となった今東京の都心に高い家賃を払って住む意味が本当は無いことがわかってしまいました。

 

ある調査では、お金持ちである人ほど、もう贅沢は良いのでつつましく暮らしたい。自分の消費自体がどのように世界に影響を与えるかといったエシカル消費の機運が盛り上がっていると聞きます。

 

 

世の中は健康不安や、経済不安などで殺伐とした側面も垣間見えています。ただそれ以上に今まで物質主義的価値観からの転換をしなければならないと一部の意識高い系の人だけが言っていた事が、みんなが自然にその行動をしはじめている。今回コロナが与えた社会的インパクトでこの部分は、次のイノベーションのタネとなるだろうなと考えています。

 

ビジネスモデルイノベーション協会でも変化する中で自ら様々なビジネスモデルを実践しその結果を会員さんへ会員限定サロン内フィードバックしていきます。ご興味のある方は、ちょっと覗いてみてください。

文責 國井 誠

TOP